19/01/2022

2022.1.19 #日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
箴言17章5節
貧しい人を嘲る者は造り主を見くびる者。
災いを喜ぶ者が罰を免れることはない。
 
旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
マタイによる福音書5章7節
憐れみ深い人々は、幸いである
その人たちは憐れみを受ける。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用
 
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今日の旧約聖書は、箴言という書物に収められた一文です。箴言とはことわざ集と言っても良いでしょう。それに「箴」、つまりハリという文字を、中国語に翻訳されるときに採用しました。
 
医療行為にも使われるハリですが、刺すときには痛みを感じることがあっても、ツボが刺激されることで健康になる。今日の聖書の言葉も、そんなことを私たちに伝えているのだと、私は受け止めました。
 
そういう意味では、今日の旧約聖書の言葉は、痛みを感じるものです。私の目から見て、貧相に感じることを嘲る行為は、それすなわち、神である主を見くびる者であると書かれています。人の不幸を喜ぶ者は、自分にも災いがある。まさに、「人を呪わば穴ふたつ」の世界です。
 
私たちは他人と比較して、変な優越感を抱いたり、優位に立ちたいがためにマウント行為に走ってしまうことがあるかもしれません。逆に、人をねたみ、恨みたくなるような感情を抱くこともあるでしょう。そういう感情は、多かれ少なかれ、私たちの心を巡るのは、何らおかしいことではありません。それが、人間の偽らざる姿なのですから。
 
ただ、そういう時に、私たちはどのように生きるべきなのか。今日の旧約聖書の言葉が、そのことを振り返り、黙想するためのきっかけになることを、私自身も願いたいと思います。竹針は痛い。しかし、その痛みは成長痛であることをただただ願いたいと思いました。
 
今日の新約聖書の言葉は、イエスによって語られたとても有名な言葉です。他者に向けられるべきなのは、優劣感ではなく、嫉妬でもなく、恨ましい思いでもありません。神が私たち人間を愛し、慈しまれるその本質をもって、他者のために慈愛の思いで祈り続けていくことなのだと。
 
私の心をすべて探られる神が、私を正しい思いに導いてくださいますように。そういう祈りで、今日の一日も過ごしてまいりたいと思いました。これが私の黙想です。
 
皆さんの一日も、祝福に満ちあふれた良き時となりますように。

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