17/01/2022

2022.1.17 #日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
詩編147編1節より
ハレルヤ。
我らの神をほめ歌うのはなんとすばらしいことか。
 
旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
エフェソの信徒への手紙5章19節
互いに詩と賛歌と霊の歌を唱え、主に向かって心から歌い、また賛美しなさい。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用
 
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一昨年の夏、洗礼を受けられたひとりの女性の方のお話です。
 
その方は90代。女学校時代は、第2次世界大戦の真っ最中で、ろくに勉強することもできませんでした。そんななかで、その方にとって心の支えとなったのは「賛美歌を歌う」ことでした。彼女は、ミッションスクールに通っており、宣教師の先生から多くを教えてもらったとのことでした。
 
人生も終盤にさしかかり、これから後、神様に守られながら人生の日々を過ごしていきたい。そんな彼女の願いをうかがい、無事に洗礼へと導かれました。コロナ禍のこともあり、いろいろな制限がなされるなかにあっても、彼女とともに生活をしてきたご子息のお連れ合い(教会メンバーです)の機転によって、無事に洗礼を受けることができました。
 
その後、訪問聖餐に伺うことができていますが、そのときには、何曲か記憶している賛美歌を一緒に賛美し、聖餐をともにいただき、昔話に耳を傾けながら、ささやかな、しかし心の十分に温まるひとときを過ごしています。相変わらずコロナ禍による制限がありますが、またお伺いできることを楽しみにしているところです。
 
さて、今日の聖書の言葉は、説明もなにも必要ないと私は感じました。そのまま受け入れるに十分な、聖書の言葉だからです。
 
そのうえで、ひと言だけ申し上げるならば、今日の新約聖書の言葉にある「互いに」というところに、さらなる賛美の喜びを味わうことができる秘訣があると、私は感じました。
 
神は、ともに賛美する仲間を与えるべく、キリストのからだにたとえられる教会に、私たちを招き入れ、そのからだの一部としてくださいました。たとえ場所が違っても、キリストのからだという世界的であり普遍的な交わりのなかで、私たちは互いに神を賛美する喜びを味わえるのです。
 
だからこそ、私たちは「教会」とはなんだろうか、教会とはどのような場なのかを、じっくりと黙想するのは、本当に大切なことです。教会とは建物のことだけではなく、信仰者の目に見える集まりだけでもなく、◎◎教会という各個教会のことだけでもありません。全世界的なキリストのからだであり、教会の各部各所にあらゆる教会、そして私たちをも組み入れられているのです。それこそ、互いに喜びのうちを生きるための真髄そのものです。
 
今日も賛美する喜びにあふれた一日でありますように。

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