28/11/2025

2025.11.28(金)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた今日の旧約聖書のことば
イザヤ書66章22節
私の造る新しい天と新しい地が
私の前にいつまでも続くように
あなたがたの子孫とあなたがたの名も
いつまでも続く――主の仰せ。

旧約聖書に応じて選ばれた今日の新約聖書のことば
ヨハネによる福音書1章49節
ナタナエルはイエスに答えた。「ラビ、あなたは神の子です。あなたはイスラエルの王です。」
『聖書 聖書協会共同訳』より引用

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皆さん、おはようございます。今日も一日のすべての歩みが、神である主とともにあるがゆえに、充実したものとなりますように!
 
今日のローズンゲンに示されたふたつの聖句を通して、私が受け止めたいと思ったのは、「王であるキリストのもとに生かされることの幸い」というものです。そのことについて黙想をつづりたいと思います。
 
私たちにとって、自分の人生を幸福なものへと治め、支配してくださる方こそが、やがて来たる神の国(新しい天と新しい地)の王となられるイエス・キリストであるという信仰が、旧約聖書の時代から現在にいたるまで脈々と受け継がれてきた。この歴史的な継承のうえに、私たちの人生がまた建てられていることを、今日の聖句を通して想わされるのです。
 
私たちは、自分が「神の国に属する民」であることを頭では分かっていても、それにともなった実感というものがなかなか味わえないこともあることでしょう。その見えるかたちとして、私たちに与えられたのが、キリストをかしらとする教会であり、その教会が「キリストのからだ」という言葉で表現されている通りです。
 
しかし、教会を取りまく現実は、到底キリストのからだのようには思えないということもあるかもしれません。問題や課題が山積するなかで、信仰生活を営むというのは決してたやすいことではありません。これらのことのどこに神の国が存在しているのだろうか。そんな疑いや迷いが生じることもあるでしょう。
 
しかし、そうではありません。私たちは自分の国を治める方が良い政治を期待するわけですが、その為政者の気持ちに同意し、そこに協調して自分自身の生活を営もうという気持ちがなければ、どんなに為政者がよい政治をしたとしても、幸福にはつながらないのです。得られるものだけ好き勝手に消費して、勝手気ままに自分の欲望だけを追求するならば、その国はつぶれてしまうでしょう。
 
だからこそ、為政者の想いを自分自身の想いに統合させる必要があるのです。もちろん為政者の助けを借りてのことです。そのことが、神と私たち、そして私たちが神によって与えられた教会の営み、また教会から押し出されて日々を歩む私たちの生活と実に同じことが言えるのだと、私は受け止めたいと思ったのです。
 
そのことを具体的にイメージするために、今日も私たちは聖書の言葉に耳と心を傾けることができますし、自分の思いを祈りを通して神に向け、神が指し示してくださる道というものを歩むことが大いに許されています。そのことを心の希望として、一日を歩むことができますように。皆さんの主にある幸いを、心からお祈りします。

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