06/05/2023

2023.5.6(土)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
詩編18編7節
苦悩の中から主に呼びかけ
わが神に叫びを上げると
主はその宮から私の声を聞いた。

旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
マルコによる福音書4章38節
イエス自身は、艫の方で枕をして眠っておられた。そこで、弟子たちはイエスを起こして、「先生、私たちが溺れ死んでも、かまわないのですか」と言った。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用

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救い主イエスの復活28日目を迎えました。
 
ゴールデンウィークの日々が好天に恵まれつつも、昨日は石川県でとても大きな地震が起きたことが大変気になりました。引き続く揺れに不安を抱えておられるすべての方々に、少しでも慰めと安心が神から与えられることを、ただただ祈るばかりです。
 
根底から揺さぶられることによって、不安や恐れを感じない人はひとりもいないと私は思います。たとえ信仰を抱いていてもです。私は、今日の新約聖書の言葉に出会ったときに、そのことを改めて感じさせられました。舟の上で弟子たちはうろたえました。そしてイエスは訴えました「先生、私たちが溺れ死んでも、かまわないのですか」と。
 
私はこの言葉に聴くときに、この弟子たちの叫びを「不信仰なひと言」と取るのか、それとも「主に向かう純真な思い」と取るかで、この聖句に対する印象というものがガラリと変わって来るのではないか。そう思ったのです。誤解を恐れず申し上げれば、どちらも正解なのでしょう。しかし、弟子たちの叫びを私たちは決してネガティヴなものとして受け止めなくても良いのだと思います。自分の不安をもって主に叫びの声をあげることで、主に頼り、自分自身を委ねようとする思いが明らかにされるからです。
 
私たちは、この思いを大切にしたいと思いました。いくらでも恐れることがあっても良い。大切なのは、恐れたときにどうすることで、自分自身を保ち、少しでも平安な思いをもって生きることができるかということなのだと、私は今日の聖書の言葉を通して、そのような大いに導かれたいと思いました。
 
地震の揺れに不安を抱かれるかの地の皆さんに、少しでも慰めがありますように。恐れから解放されることを心より祈りつつ、今日の一日を過ごしてまいりたいと思います。皆さんの新しい一日にも、私たちの叫びを聞いてくださる方からの守りが豊かにありますように。お祈りいたします。

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