30/08/2022

2022.8.30 #日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
出エジプト記14章21節より
モーセが海に向かって手を伸ばすと、主は夜通し強い東風で海を退かせ、乾いた地にした。
 
旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
ヘブライ人への手紙11章29節より
信仰によって、人々は乾いた陸地を通るように紅海を渡りました。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用
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昨日は、私の体調不良からローズンゲン黙想をお休みいたしました。病院へ行き、レントゲンやら血液検査などを受けて、医師の診察と処方箋をいただきました。正式な診断は血液検査の結果を経てからとなりますが、症状からして「無疱疹性帯状疱疹」の疑いがあるとのことでした。帯状疱疹!その言葉を聞いて驚いたわけですが、ここのところの自覚症状にもあてはまりますので、なるほど納得させられた次第です。ご心配をおかけしました。じっくり治療してまいりたいと思います。
 
さて、今日選ばれた聖書の言葉は、エジプトから脱出し、神が示される旅路を歩んでいたイスラエルの民が、エジプト軍によって追われているさなかでのシーンです。イスラエルの民に立ちはだかったのは紅海。これ以上先に進めません。エジプト軍の追手はもうそこまで来ています。まさに危機一髪の状態でした。
 
しかし、イスラエルの民は神に守られていました。神は強い東風を吹かせて紅海の水を割り、逃げ道を設けられました。最終的にイスラエルの民はその道を渡ることによって、命を得ることとなりました。映画『十戒』でも知られる、あの有名なシーンです。
 
今日の新約聖書には、そのことについて「信仰によって」と記されています。この信仰によってというひと言は、いったい何を意味するのだろうか。イスラエルの人々はそんなに強靭な信仰の持ち主だったのだろうか。そんなことを考えさせられました。
 
出エジプトしたイスラエルの民は、決して神を信じて疑わないという存在ではなかったことは、不平不満を口にし続け、神の不在に恐れを抱いていとも簡単に偶像礼拝をしてしまうようなことを繰り返していたことからも明らかです。では、ここで言う信仰とななんなのか。
 
信仰とは、信仰者の素質や努力の結果生じるものでは決してありません。神が私たちに信仰を与えてくださる。つまり、神からのプレゼントです。神は力強い東風とともに、民たちに信仰を与えてくださった。この信仰をいただいた民は、はじめて割れた紅海のなかを歩むことができたのだと。絶体絶命と思える場面で、最後の最後に神が示してくださった助けこそ、彼らにとっての信仰そのものでした。
 
私たちは、神が吹かれる命の息吹をどうしても必要とします。しかし、本当に必要としているとき、助けを必要とするときに、なかなか助けを感じることができないと感じることは多々あると思うのです。しかし、土壇場で働かれ、必ず命を救い保たせる神がおられる。このことに、期待し、信頼して今日の一日を歩むことが確かにできるのだと、私は今日の聖書の言葉から頂きたいと心から願いました。私も体に痛みがあるときだから、なおのことそう感じさせられたのだと思います。
 
今日の一日もまた、私たちを守られる神が、ともに豊かにいてくださいますように。心からお祈りいたします。

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