18/06/2022

2022.6.18 #日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
詩編107編9節
まことに主は渇いた魂を潤し
飢えた魂を良いもので満たしてくださった。
 
旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
フィリピの信徒への手紙4章19節
私の神は、ご自分の栄光の富に応じて、キリスト・イエスにあって、あなたがたに必要なものをすべて満たしてくださいます。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用
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朝起きたときに口に含む一杯の水が、渇いた喉を潤す経験というものを、私たちは誰でも持っていると思います。私も今朝、起き掛けに飲んだ水がからだ中に浸みわたるのを経験しました。寝かたが悪かったのか、いささか頭痛を感じた朝だけに、水を飲んでしばらく経つと、徐々に頭痛が和らいできました。おそらく水分が血管を通じてほうぼうに行きわたったのだと感じています。それだけ人間のからだにとって、水分というものの大切さを実感させられます。
 
今日の旧約聖書のことばは、まさに私たちにとって魂を潤す水分こそ、いのちの水である神の働きであり、具体的には聖霊の注ぎが私たちの魂を潤すのだと受け止めました。飢えや渇きというものを、私たちは自分の魂のなかでどのように感じているのだろうか。そんなことを思いながら、神の働きを思い巡らします。神は良いもので満たしてくださったと詩人は歌いました。この「良いもの」とは一体何だろうか。そんなことを黙想させられます。
 
私にとって良いものと、神にとって良いものとは、時と場面によって異なることがあるのだと感じています。私が「これがいい!」と思っていても、神にとっては実はそうではない。このズレが、ときに私たちを悩ませることがあります。自分の思うように事が運ばない。思うようにあの人は動いてくれない。期待していたことと違う。そんな思いが私たちの思いをよぎるとき、また支配するときに、私たちは心が騒ぎます。さまざまな感情が行き交い、それがストレスになったり、ときには怒りの感情を生むことがあるかもしれません。
 
そんななかで、神は私たちの必要を「イエス・キリストにあって」満たしてくださると、今日の新約聖書の言葉は、私たちに語ります。私たちの望むまま以上に、神がイエス・キリストの御心を私たちに、聖書の言葉の本質、聖霊の助けをともないながら、私たちにとってベストとなるべく、その必要を与え、満たしてくださるというのです。
 
私たちが聖書の言葉にふれるときに、それは時に様々な葛藤を生み、心が悶々とし、神の言葉に抗いたくなるような感情が生まれるかもしれません。それ自体、全然悪いことではありません。むしろ、自分の素の感情にふたをするほうが、よほど不健全でしょう。
 
しかし、そういう自分自身を見つめながら、神は私にどのようなベストの選択をお与えになられるのだろうかということに、私たちは期待ながら、いのちの水を口に含むことをしたいのです。そのために、聖書の言葉が今日も与えられることに、聖霊なる神が私たちをしかるべきところへ導いてくださることを期待しながら、一週間の最後の一日を歩む者でありたいと願わされた次第です。
 
一週間も最終日を迎えました。どうぞこの一日が、明日の主の日への備えの一日として、神が導いてくださいますように。お祈りいたします。

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