2022.2.7 #日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば

詩編91編4節より

主は羽であなたを覆う。

あなたはその翼のもとに逃れる。

　

旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば

フィリピの信徒への手紙4章7節より

あらゆる人知を超えた神の平和が、あなたがたの心と考えとをキリスト・イエスにあって守るでしょう。

『聖書　聖書協会共同訳』より引用・利用

　

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神は私たちを守られる方。

　

今日の旧新約聖書の言葉を通して、私たちに与えられるメッセージであると私は受け止めました。今日はそのあたりを黙想してみたいと思います。

　

まず、神が私たちを守られるときのイメージについてです。今日の旧約聖書である詩編の言葉では、鳥の広げる翼によって私たちを守るとあります。親鳥がひなを狙う外敵を、その大きな翼で巣を守ろうとするイメージです。

　

おそらく、その翼とは、聖書にしばしば登場する鷲が勇敢にその翼を広げる姿に相通じるのだろうと、私はイメージしました。鷲の胴体の何倍もの幅になる羽を広げて、私たちを守られる神。この何倍ものというのが、私たちの想像をはるかに超えるスケールを意味しているのだと。

　

そのイメージが、今日の新約聖書の言葉に直結します。それは「あらゆる人知を超えた」というひと言です。あらゆる人知を超えた。つまり、私たちが想像する以上に、神の働きが私たちに及ぶというのです。

　

では、神は私たちの何を守られるのでしょうか。それは、神の御心に真摯に聴き、その御心を自分の願望でゆがめることなく、謙虚な気持ちで御心に従って生きようと願うときに、神は、私たちの心と考えを守られるのだと。その願いとは、イエス・キリストの生きざまを通してつくりあげられる、私たちの生き方なのだと。

　

私たちが、イエス・キリストが示された生き方というものに、自分自身を合わせて生きるというのは、本当に難しいことだと私は実感しています。自分自身のうちにうごめく欲との闘い、イエスの提示された価値観と相容れない周りの環境との対峙、それが私にとって良いとわかっていながらも、前に進むことのできない悶々とした思いなど、いくらでも抵抗させるものはある。これが、私たちの人知の限界なんだと。

　

だからこそ、人知を超えた神のなさることを心から求めたい。それによって私自身が守られたい。ひな鳥のように弱い私を守ってくださると宣言された神にすがりつつ、今日もこの世で神の御心に聴き、そこに生きる幸いを味わいたい。そんなことを願わされました。

　

神は私たちを守られる方。その方の守りが、今日も皆さんとともにありますように。