26/02/2022

2022.2.26 #日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
詩編27編1節
主はわが光、わが救い。
私は誰を恐れよう。
 
旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
ヨハネによる福音書8章12節より
イエスは言われた。「私に従う者は闇の中を歩まず、命の光を持つ。」
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用
 
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ロシアによるウクライナ侵攻について、昨日に続いて、今日の御言葉から黙想を得てまいりたいと思います。
 
今日の旧約・新約両聖書に共通するテーマは「命の光」、つまり、私たちは誰によって、命を喜び、保たせ、未来に向かって希望をもって歩めるような光をいただくことができるのか、という問いを与える聖書の言葉です。
 
旧約聖書では、主なる神こそ命の救いをもたらす光であり、その神の御心を完璧に継承したイエスこそ、今日のヨハネ福音書にもあるように、命の光に私たちが生かされるべく、昔も今も働かれています。これが、今日私たちに与えられたメッセージです。
 
ところで、今回のロシアによるウクライナ侵攻に先立って、この地域での主要なキリスト教教派である正教会でも、政治的状況と連動するような動きがあったことを、ご存知の方も多いかもしれません。

2018年、ウクライナ正教会がロシア正教からの独立が、2018年の正教会主教会議で決定されました。その際に、ロシア正教は反対の意思を示しています。ロシアとウクライナの関係は、政治的な部分と宗教的な部分が密接に関わり合いながら、今日の侵攻まで続いているというのが実態です。
 
ロシアは、自国の平和のために武力をもって制圧するという選択肢を選びました。しかし、私は強く感じます。命の光を持たれる御方は、その光をつくられた神が、私たちのために与えてくださったイエス・キリスト。その御方のみなのだと。
 
だから、私たちはロシアの為政者・宗教者たちが、自分の力に生きるのではなく、キリストによってただ生き、命を犠牲にするのではなく、命を祝福するために、今こそ働いて欲しいと、心から執り成し祈ることこそが、今の私にとって一番大切なことだと思わされます。
 
もちろん、ロシアによって多くの犠牲を今受けているウクライナにある方々が、命の光を感じることができるように。これ以上犠牲の受けないようにと、今日も祈り続けてまいりたいと思います。

そして、イエスによる救いを知り、それをいただくことのできる私たちが、今日も自分の身の回りにある環境において、人と人との関係、神と人との関係において、心を込めて命を祝福を喜べるような一日でありたい。そのように願いつつ、神に祈りをささげました。
 
世界を通して自分自身を見つめること。世界でも自分自身のことでも、共通するのは、命の主イエスが、私たちとともにおられることです。今日も、主イエスがともにおられることを、肌身に感じ、心で受け止めて、感謝できる一日でありますように。お祈りいたします。

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