07/01/2022

2022.1.7 #日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
申命記4章39節
そこで今日あなたがたは、上は天においても下は地においても、主こそ神であり、ほかに神はいないことを知って、心に留めておきなさい。
 
旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
コロサイの信徒への手紙1章19~20節より
神は、御心のままに
満ち溢れるものを
余すところなく御子の内に宿らせ
地にあるものも
天にあるものも
万物を御子によって
ご自分と和解させてくださったのです。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用

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本日の聖書に「天にあるものも、地にあるものも」といった言葉が登場します。天においても、地にあっても、同じ価値観で結ばれていることを願う、神の願いというものが描かれていると言えるでしょう。
 
ここで言う天とはなんだろうか。私たちは「天におられる神様・・・」と祈ることが多くありますから、自然に「神の領域」を指しているのだろうと想像することがあるでしょう。
 
これは単なる宇宙空間という概念とは違う、私たちすべてを包み込む世界と理解したほうがよいかもしれません。神は遠く、はるかかなたにおられるのではなく、つねに私たちを包み、かたわらに、ともにいてくださる方でもあるからです。
 
しかし、本日の聖書の言葉を通して、私が黙想したかったのは、どんなに神が私とともにいてくださる、聖霊なる神様が私たちに注がれて、守り導いてくださると思っていても、神が私たちに願っておられるご自分の価値観を、私たちは本当に理解しているだろうか、ということです。
 
この価値観の共有があってこそ、天においても地にあってもという言葉が成立するのだと感じました。本日の旧約聖書では、天と地を結ぶ神のことを「心に留めておきなさい」と書かれています。いくら神が願っても、私たちが神の価値観というものに耳を傾けて、心に留めようとしなければ、私の願望に引き寄せた神をつくりあげてしまうことになるでしょう。
 
そうならないために、神は地上へ、具体的にご自分の価値観を体現する方を与えてくださった。それが御子であるイエスです。イエスの生涯のすべてを通して、神と人、天と地が分断せず、和解され、神と同じ価値観によって生きることができる。これが神の喜びそのものであるというのです。これが今日の新約聖書の言葉が指し示すところです。
 
私たちには今日を、そして明日を守られるイエスがともにおられる。それが具体的に私たちの生き方にどのように響き渡るのか、響き渡ったところに、神が私たちとともにおられる一日の喜びを味わうことができますように。

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