くじによって選ばれた今日の旧約聖書のことば
詩編16編1節
神よ、私を守ってください。私はあなたを頼みとしているのです。
旧約聖書に応じて選ばれた今日の新約聖書のことば
テサロニケの信徒への手紙二3章3節
主は真実な方です。あなたがたを強め、悪しき者から守ってくださいます。
©ベテスダ奉仕女母の家『日々の聖句2026』より引用
******
皆さん、おはようございます。
今日は朝から慌ただしくしておりましたので、一段落した夕方に黙想をつづっています。朝に読んでくださる皆さんには、申し訳ないかぎりです。静かな夕べのひと時に、今日の聖句に心を傾けてまいりたいと思います。
今日選ばれた旧約聖書と新約聖書をつなぐ言葉は「主の守り」でした。神である主が、私たちひとりひとりを大切なものとして守ってくださる。今日の聖書の言葉は、それ以上もそれ以下もなく、ストレートにその言葉を私たちに伝えているのです。
以前も紹介しましたが、この『日々の聖句(ローズンゲン)』の出版元は「ヘルンフート兄弟団」という、18世紀のドイツで誕生した信仰共同体です。チェコ・ポーランド・ドイツの国境近くにあるヘルンフートという小さな村で、この土地の領主であったツィンツェンドルフ伯爵が、迫害から逃れてきた信仰者を庇護したことで共同体が誕生しました。
この「ヘルンフート(Herrnhut)」という地名が、「主の守り」という意味を持つものなのです。神である主がこれらの信仰者たちをしっかりと守ってくださる。この信仰にたった人たちが、この地に住むようになったのでした。
しかし、主は守ったとしても、そのことを信仰者が心の底から実感するまでは時間がかかりました。彼らは自分たちの信仰観の違いから、その関係は徐々に悪くなり、とうとう修復不可能というところまできてしましました。
そのようななかで、彼らはともに祈りをもっていたときに、聖霊の導きを受けます。そして気づきました。「私たちをひとつにするのは『神の言葉』である」と。ここから、その日を生きる「合言葉(ドイツ語でローズンゲン〔複数形〕)」となる日々の聖句が誕生しました。以後、300年近くにわたって、その日の聖書の言葉が「くじ」などによって選ばれています。
このエピソードから、私たちは聴くことができます。どんなに主が守ってくださるという事実があったとしても、そのことを私たちが実感するということこそ、大切なのだというのです。神が真実な方であることを、私たちの心や思いが、時に阻み、拒み、ゆがめて自分の都合の良いように解釈してしまうのが、私たち人間なのです。ヘルンフートの人たちがそうであったようにです。
しかし、彼らは気付くことができました。主の守りは主の言葉によって、聖霊の導きによって私たちが感じ取ることのできるものなのだと。そのことを実感したいからこそ、私たちに日々神の言葉が与えられているのだということに、今日も私たちは少しでも想うことができるのであれば、そこには神の豊かな守りが、私たちにとっての大きな励みとなるのだと。そのことを、夕べのひと時に再び感じ取りたいと願わされました。
今日も残り少なくなりました。どうぞ皆さんのそれぞれの夜の予定が、主の守りによってますます祝福されますように。心からお祈りします。
0 件のコメント:
コメントを投稿