26/03/2022

2022.3.26 #日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
創世記24章7節より
主は、あなたの前に御使いを遣わされる。
 
旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
使徒言行録12章8~9節より
天使が、「帯を締め、履物を履きなさい」と言ったので、ペトロはそのとおりにした。また天使は、「上着を着て、付いて来なさい」と言った。それで、ペトロは外に出て付いて行ったが、天使のしていることが現実のことだとは分からなかった。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用
******
 
今日の旧約・新約聖書に共通するのは「御使い(天使)」という言葉です。私たちは、いわゆる天使の存在をどのように受け止め、自分の生活のなかで意識することができるのでしょうか。そのあたりを黙想してみたいと思います。
 
天使に関しては、キリスト教世界のなかでも様々な解釈・理解がありますが、ひとつ確かに言えるのは、本日の聖書の言葉にあるように、天使の存在が明確に語られているということです。
 
その様態がどのようなものであれ、私たちは天使には、神から与えられた役割というものがあって、その役割は私たち一人ひとりにも影響するものであるということを、私たちは天使の存在を通して理解したいと思います。
 
天使の役割とは「伝えること」です。具体的には神の思いと願いを、言葉や幻のかたちで伝えることです。私はここで思います。私は何を通して、神の思いや願いというものを受け取っているのだろうかと。
 
ここで、ピンと思いつくのは聖書の言葉ですが、聖書の言葉だけでは、やはり何か違うと思うのです。そう。聖霊なる神の働きこそ、私に理解や気づき、発見や禁止の思いすら与えるに欠かせない存在なのだと。
 
残念ながら、私は天使を見たことがありませんし、御使いが私のもとにあらわれたということもありません。しかし、聖書の言葉と聖霊の働きによって、神の御心を受け取ることができた経験は、今まで何度も何度もありました。
 
私は天使の存在を心から信じる者ですが、しかし、天使が私の前に現れないからと言って、天使の存在を否定するようなことは避けたい思いが、心のどこかにあります。神は天使に類する存在として、聖書と聖霊の働きを通して、今日も私に何かを伝えようとしている。
 
本日の聖書の言葉で言えば、アブラハムの子イサクが結婚するときも、使徒ペトロがキリストによる救いを伝えたがために投獄されたときも、天使が行く道を前に進ませてくれた。ここに、神が私たちに対して願っていることの真実が明らかにされているのだと思うのです。
 
神は、私たちがいかなる困難やしょうがいにも、「伝えるもの」を私たちに与え、ともに乗り越えさせる助けを与えてくださるのだと。そんなことを希望の糧にして、今日も歩んでいくことができればと願わされました。
 
今週も7日目を迎えました。どうぞ、明日への備えの一日でもある今日が、神の言葉と助けがあふれるときとなりますように。お祈りいたします。

0 件のコメント:

コメントを投稿