詩編104編33節
私は命のあるかぎり、主に向かって歌い
長らえるかぎり、わが神をほめ歌う。
旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
ヤコブの手紙5章13節あなたがたの中に苦しんでいる人があれば、祈りなさい。喜んでいる人があれば、賛美の歌を歌いなさい。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用
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今日の旧新約聖書を貫くテーマは「賛美」であると、私はとらえました。神に向かって、神をほめる賛美がささげられ、喜びの表現として賛美の歌が歌われた。長い歴史を通じて、人々が人生のすべてを尽くして、賛美がいつも私たちとともにありました。今も、そしてこれからも。
賛美はなにもクリスチャンだけの所有物、専売特許ではありません。誰にとっても賛美の歌は、すべての人の心を慰め、励まし、孤独を助け、連帯を促す力があります。その力とは、賛美を通して神が与えてくださる力です。なぜならば、賛美の歌は概して、神の言葉である聖書から直接・間接のかたちで、賛美歌作家によって編集されているからです。
賛美は、それを歌う、聴く、奏でる、つまり、いろいろな役割が与えられてこそ成立します。さまざまな感情や思い、健康の状態などが行き交うなかで、ときには声を出して賛美することが難しい場合もあるでしょう。でも、心配いりません。賛美のさまざまな関わりかたを通して、神が私たちとともにおられることを感じ取ることができれば、それで良いのです。
そのような賛美への理解は、最終的に私たちへ喜びをもたらし、生涯にわたって、私たちを生かす礎(いしずえ)となるでしょう。今日の聖書の言葉に説明もなにもいりません。ひとつだけ、私は賛美というものをどのようにとらえているだろうかと、ゆっくりじっくりと黙想することができればと願いました。
今日は、世界中の教会で賛美の歌が歌われることでしょう。いかなる場でも、賛美する喜びが満ちあふれますように。
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