22/01/2022

2022.1.22 #日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた本日の旧約聖書のことば
イザヤ書9章4節
地を踏み鳴らした兵士の靴と血にまみれた服は
すべて焼かれ、火の餌食となった。
 
旧約聖書に応じて選ばれた本日の新約聖書のことば
ルカによる福音書1章78~79節
これは我らの神の憐れみの心による。
この憐れみによって
高い所から曙の光が我らを訪れ
暗闇と死の陰に座している者たちを照らし
我らの足を平和の道に導く。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用・利用
 
******
 
今日の旧新約聖書を通して黙想したいと思ったのは、「私たちはどの道を自分の足で歩むことができるか」ということについてです。
 
地を踏み鳴らした兵士の靴。そのように今日の旧約聖書には描かれています。それに続いて、血にまみれた服とありますから、この靴もおそらく血塗られたものでしょう。争いによって、傷つけ合ったところに流れる血に汚れた、靴であり服を兵士は身にまとっています。
 
それらの靴や服は、すべて火で燃やし尽くされると、聖書には記されています。血を流すような歩みは、最終的にはすべて無にされると、神はご自分の言葉を通して約束し、保証されました。
 
血を見るような争い、それにともなう犠牲。人間の歴史は、まさにその繰り返しであったと言って間違いありません。人間が神の心をないがしろにして、独立独歩の道を進んだことの結果です。神がいたずらに罰を与えたとは決して捉えたくはありません。そのような選択をした人間の意思が、すべての根源であると私は感じます。
 
だから、神が血塗られた一切を火に投げ込み、私たちの歩む道がどういうものかを指し示してくださるとすれば、私たちが新しい進路を目指すことができる。こんなに素晴らしいことはないと思わされます。
 
今日の新約聖書は、新しい時代が来ることを神から聞いたザカリヤという男が、喜びつつ賛美したその歌です。暗闇と死の陰に座している者たちを照らし、我らの足を平和の道に導く。血を見た歴史があったことを認めながらも、その悪しき記憶に引きずられる必要はどこにもない。神が新しい道を歩むように、私たち一人ひとりに促しておられる。
 
負の遺産に蓋をしても、問題は何も解決せず、時折、蓋のすき間から悪臭がただようだけです。いっそのこと、神に燃やしていただくのです。私の血塗られ、汚された心をもです。そして、まだ見えぬ、しかし祝福に満ちあふれた道を歩こうではないか。これが、今日私に与えられた黙想でした。
 
週の最終日、神が指し示してくださっている道を見極め、心なおく歩むことができますように。そして、新しい一週間への備えができますように。

0 件のコメント:

コメントを投稿