14/04/2025

2025.4.14(月)#日々の聖句 #ローズンゲン 聖書のことば

くじによって選ばれた今日の旧約聖書のことば
詩編33編5節
主の慈しみに地は満ちる。

旧約聖書に応じて選ばれた今日の新約聖書のことば
使徒言行録14章17節
神はご自分のことを証ししないでおられたわけではありません。恵みをくださり、天から雨を降らせて実りの季節を与え、あなたがたの心を食物と喜びとで満たしてくださっているのです。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用

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皆さん、おはようございます。
四旬節35日目を迎えました。そして受難週2日目の朝を迎えました。昨日の晴れ空とは打って変わって、強い雨の降る肌寒い仙台の街です。地をうるおす恵みの雨だと受け止めながら、今日のローズンゲンを開いたら、まさにそういう内容の聖書の言葉が記されていたのでとても驚きました。使徒言行録14章17節に記された御言葉です。
 
 
この御言葉にいたる物語はとても面白いものです。パウロとバルナバがある人の足を癒したところ、その町の祭司や群衆がふたりに対して「神のような扱いをし始めたところに、パウロの告白があったというシーンです。足をいやしたからといって、私はただの人間に過ぎないのだ。この人に、そして私たちに恵みを与えてくださるのは神のほかに誰もいないのだ。パウロはそのように群衆を前にして告白したのでした。
 
見るのは人ではない、その背後におられる神を見よ。これが、今日私が受け止めたいメッセージです。人は見える部分だけで判断する存在ですから、どうしても華々しいものに魅了されてしまうのです。そして過剰に持ち上げ、賞賛し、おべんちゃらを口にすることもあるでしょう。しかし、それは誤解を恐れず申し上げれば単なる「偶像崇拝」に過ぎないのです。
 
大切なのは、華々しくてもみすぼらしくても、その背後におられる神が私たちに慈愛の思いを注いてくださっているということです。私たちはそれを見た目や聞きかじった情報だけで安易に判断してしまうことがあるのです。大切なのは、その人も神から深く愛されているということを自他ともに認め、そのうえでその人の人生が神によって変えられていくかということに尽きるのでしょう。
 
神がその人を変えてくださるときに、その人の内面から漂う良い香りがあるとき、その香気を放たれる神を賛美したい。そんな一日を今日も過ごすことができますように。お祈りします。

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