くじによって選ばれた今日の旧約聖書のことば
申命記13章5節
あなたがたはあなたがたの神、主に従って歩み、主を畏れ、その戒めを守り、その声を聞いて、主に仕え、主に付き従わなければならない。
旧約聖書に応じて選ばれた今日の新約聖書のことば
フィリピの信徒への手紙2章15~16節
あなたがたはこの世で星のように輝き、命の言葉をしっかり保つでしょう。
『聖書 聖書協会共同訳』より引用
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皆さん、おはようございます。今日のローズンゲンに示されたふたつの聖句を通して、私が受け止めたいと思ったことは「神の御声に聴くことこそ、光り輝く人生を喜ぶことができる」というものです。そのことについて黙想したいと思います。
今日の旧約聖書の言葉は、申命記の一節でした。40年間にわたる荒野のさまよう旅を続けたイスラエルの民に対して、指導者モーセが遺言として語ったのが申命記です。神がイスラエルの民に対して何を思い、何を願い期待されたかを、モーセは今一度民たちの心に置こうとしています。ですから、今日の旧約聖書の言葉における「主に従い、主とともに歩む」ことの大切さは、モーセがこれまでの人生のなかで自分自身の実感として「これだけは伝えたい」と思ったことだったのでしょう。
しかし、私たちはこのことを「~しなければならない」という命令だからそうするのでしょうか。もちろん、命令にはそれなりの拘束力がありますし、命令に従うことでそれを自分自身の習慣とすることもできるでしょう。しかし、モーセ亡きあとのイスラエルの歴史がそうであったように、人間は命令に100%従えるような存在ではないというのは、これまた私たちの経験から来る実感によって明らかにされていると私は考えます。だからこそ、神はイエスをキリストとしてこの世に、私たちのために遣わされたのではなかったでしょうか。
私たちは、命の救い主であるイエス・キリストが「いのちのことば」となられることによって、私たちのうちにその言葉が授けられるときに、主とともに生きる幸いに包まれるように神様がしてくださいました。そのいのちのことばが私たちの魂に浸みこんで、それがしっかりとホールドされるときにこそ、神の栄光によって生きることがゆるされるのです。神の栄光が私たちの行く道を光り輝かせてくださるというのです。
だからこそ、私たちは今日も「いのちのことば」が与えられ、そのことばには輝きがあることを喜ぶ者でありますようにと祈りたいと思います。皆さんの生活に主とともにあるうるおいと幸いが豊かにありますように。お祈りします。
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